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≪6日目≫
またしても超晴天!この旅は天気の神様がついているに違いないとクルーは皆驚く。こんな事は今までに無いそう♪
今日は予定はしていなかったものの、キングペンギンが居ると言う情報を得たらしく、急遽上陸する事に。またしてもグループAからの上陸。ここもジェンツーペンギンのルッカリーだった。3日目となると、目も慣れて来てしまう。連日ウン万匹の腐る程のジェンツーを見たせいか、”雑魚ぺん”と気の毒に呼ばれていた。王様ペンギンを探しに奥の方まで歩いてみたが、反対方面で発見との情報で、すぐ戻る。居た〜っ☆本来、ここには居るべきでないペンギンが目の前に立っている。しかも今回の旅では見る機会は絶対に無いと思っていた種類だったので、より輝いた見えた。周りのジェンツー達の倍はあるかな?タキシード姿がぴったりで、いかにも王様。まわりのジェンツーは御付きの者、下僕って雰囲気を漂わせていた。
王様にしばし、見とれた後は他のペンギンコーナーへ。ジェンツーペンギンというのは本当に人なつっこい、愛嬌のあるペンギンである。ジッと一箇所に座っていると1匹、もう1匹・・・とじわじわヒナが興味津々に近付いて来る。あっという間に10匹以上に囲まれ、幼稚園状態。ピーピーとたまらなく可愛い。幸せ一杯、ヒナにしゃがんで話し掛けていたら突如、そのうちの1匹が上を向いたと同時にゲ〜〜〜ッと首を振りながら吐いてくれた(泣)。うっひゃ。でもこれも南極の醍醐味だね(苦笑)。。ここはアデリーペンギンのルッカリーが近くに在るらしくひょっとしたら見られると聞いていたが発見できず。アデリーも間近で見たかったな…とちょっと悔いが残った←王様まで見て贅沢だけど。
その後は又してもペンギンと戯れすぎてショートクルーズ。この辺りは湾になっているせいか巨大な氷山がそこかしこにある。今回はアイスバーグクルーズだった。どこまでも透き通った綺麗な海に真っ青な氷山からキラリと溶け落ちていく雫が印象的だった。氷山の一角と言われるように、出ている部分はほんの僅か。一体、海の中の残りはどうなってるの??と絶句する程ここでは信じられない大きさの物ばかり。中には日本の県がすっぽり入ってしまう大規模の氷山もあるらしい。納得。溶けながら漂う氷山を見ていると、まさに氷の芸術だった。教会に見えたり、かぼちゃに見えたり怪獣に見えたり・・・♪アザラシも氷山の上で沢山寝ている。1匹、非常に人懐っこいオットセイが現れ、アップで写真を撮らせてくれた。実に南極らしいクルーズでかなり興奮した。
この時のゾディアックドライバーは六本木でNight Clubのマネージメントをしていた事が有るという多才な?アダム。サービス精神旺盛でクルーの中でも彼の運転するゾディアックに乗れると、じっくり良い物を見せてくれて◎。ショートクルーズの筈なのに時を忘れ、色々と案内してくれるうちに、そろそろ帰って来いと無線でリーダーから催促。慌てて船に戻った。
お昼はサラダ&カルボナーラ&フルーツ。恐ろしい程アルデンテを超えていた(笑)。もっと恐ろしい事にアメリカ人の多くは右手に持ったフォークでスパゲッティをちょん切り、ぶつ切りにしてすくって食べている(汗)衝撃映像!!イタリア人が泣くに違いない。
2:30にポートロックロイに到着。ここではウクライナ基地にて郵便の投函が出来るそうでワクワク。2ヶ所にAとBで分かれた。Bが郵便局兼ウクライナ基地へ、私達Aグループはイギリス基地へと行く。今現在は使われていない建物で、内部は食品が残された台所(やっぱりマーマイトは必需品らしい)、二段ベッドや無線機等が有った。こんな真夏の晴天ならまだしも、年間を通して南極基地に居れば、極寒と孤独との闘いだと思う。独り遊び用か、壁にダーツのゲームボードが物悲しく掛かっていた。ちょっと同情。。その後訪れたウクライナ基地では多くの観測隊員が働いていた。オゾンホールを調べる機械等も見せてもらう。昔使用されていたイギリス基地とは打って変わって最新の設備が整った基地。冷暖房は勿論完備、医療設備も整い、ジムまで有る。このジムで、裸の女性のポスターを見付けてしまった。ん〜更に同情(苦笑)。基地内の郵便局で船で書いたハガキを出す。それにしてもウクライナ人、彼らは全くひどい!掛け算は当然、足し算も出来ない。切手を10枚買うのに20分も掛かってしまった。これらの郵便物、隊員の誰かが交代で帰国する際に持ち帰って投函してくれるらしい。本当に着くのかなぁと一抹の不安。。(←結局丸1年後の忘れかけた頃、無事に日本着!)ウクライナ語のアザラシの南極上陸記念スタンプをパスポートに押してもらい、外に出た。
ここが最後の上陸地というのに、ここにはペンギンもアザラシも植物も何もない。人工的な建物ばかりで南極らしくなく、ちょっとがっかりていた。船に戻ろうとゾディアックを待っていたら、アダムが登場した。アデリーペンギンを発見したから船に戻る前に寄ろうとプチクルーズに連れて行ってくれた。その辺りには珍しく、大きな青い氷山が1つだけ浮いている。婉曲したとても綺麗な形で、あぁ、氷山を間近で見られるのもこれが最後だと感慨深気にビデオを撮っていたらクルリと反対側に周ってくれた。な・・・なんと、そこにアデリーが!!!氷山の上にペンギンという、まさに私の夢が叶った一瞬で感動して、嬉し過ぎて涙が出てきた。しかも、大人一歩手前のヒナペンギン。めちゃめちゃ可愛い!!ビデオにデジカメ、カメラ・・・と実に忙しかったが、最終上陸地の不満が、これで消えた。・・・どころか最高の思い出となった。またまた時間ギリギリだったので、ひしと掴まっていないと吹っ飛ぶ程ゾディアックをとばして船へ。一番前に座っていたので、本当に海に落ちそうで必死に網を握り、船に戻った時は手がヘロヘロ〜。ディナーまではしばらく時間がある。あっという間の上陸3日間だった。
船は、もう、すぐにウシュアイアに向かう。しばし南極大陸を楽しむ様にとデッキで皆、景色を名残惜しそうに眺める。夕方なので、顔が風で凍りそうだが、これが見納めかと思うと部屋に戻りたくない。通り過ぎていく氷山の上には必ずと言って良いほどアザラシが昼寝をしていた。アザラシばかりだねぇ・・・なんて皆、飽和状態なのだが、実はとっても珍しい事だった模様。彼らは余程天気が良い状態で無い限り、普段は海中の方が暖かい為、滅多に顔を拝めないらしい。一旦、天気が崩れ始めると“南極は牙を持っている”と言われる様に、恐ろしく豹変するらしい。コワッ。
晩御飯の後は再びドレーク海峡へ。どうやらハリケーンが来ているそう。全ての荷物等を片付ける&固定する様、久しぶりの指示が出た。夜9時よりスライドショー。毎回講義してくれたカメラマンが今回撮影した自らのショットを見せてくれた。皆、数々の名場面を思い出し、大いに盛り上がった。・・・とゴ〜〜ッという轟音と共に凄い揺れが始まる。固定して居なかったイスに座っていた人達はそのまま暴走(笑)。スライドショーの後、カメラマンは自分の出版している本やビデオ等を紹介して販売したかった様だが、皆、キャーキャーと蜘蛛の子を散らす様に部屋に戻ってしまった。
久々だ〜。。この大胆な揺れ方&轟音!大波に揺られ少々気分が悪くなり、薬を飲んで、すぐ横になった。