Central England
【コッツウォルズ】★
“羊小屋のある丘”という意味の古英語から生まれた言葉。北はストラトフォード・アポン・エイヴォン、南はバースに至るまでの約160kmに広がるコッツウォルズと呼ばれる丘陵地帯。14世紀にはウールマーケットの市場として栄え、今でもこの地区特有の蜂蜜色をした石造りの建物が並び、当時のままの姿を残している。いつまでも変化する事無く、常に穏やかな時の流れ&のどかな自然と村々、羊達・・・、私が最も好きな場所であり、ここに来ると、あぁ、本物のイギリスだと思える所。下に書いた村以外にも魅力的な小さな小さな村が沢山。家が5軒だけの村なんて所もある。どこに行っても“絵に描いたような”イギリスらしい田園風景が満喫出来る。田園生活に憧れるイギリス人達が人生一度は住んでみたいと思う丘陵地。ロンドンから西へ200km。日帰りでもぶらりと楽しめるのも嬉しい。
〜Burford バーフォード〜
コッツウォルズの東玄関口。オックスフォードより30km。ここには真ん中を走る1本の坂道になった大通りしかない。その坂の上から下を見下ろすと両脇に蜂蜜色の家、お店が点々とする。周りは鮮やかな緑の牧草地が広がる。ロンドンから車で1時間。この坂に着くと、コッツウォルズに来たぞ♪とワクワクする。坂を下りきった町の端にある中世の石橋の架かるウィンドラッシュ川も美しい。坂を下りて右側(川の手前)の、食材屋さんのアイスが美味しい。
〜Bibury バイブリー〜
ウィリアム・モリスが“イングランドで一番美しい村”と評した所。テムズ川の支流の一つコルン川のせせらぎの中でポツンと佇む10軒ほどの家並み。このアーリントン・ロウの家並みはコッツウォルズを代表する風景として多くの本でもよく見かける。もともとは17世紀に織物職人達の家屋だったそうで、時が止ったようなショット。ただ、ここは普通の人々が普通の生活を送っているので、観光客に窓から覗かれたり、とってもお気の毒。バイブリ-・トラウト・ファームではマス釣りが出来る。
〜ホテル&マナーハウス〜
The Swan Hotel スワン・ホテル (tel 01285-740695)
17世紀に建てられた石造りの建物。蔦が絡み、手前の庭園では花が咲き乱れ隣りではマスが。バイブリーのシンボル的ホテル。ライティングルームにかかる1630年に描かれた白鳥の水彩画からこの名が取られたらしい。
Bibury Court Hotel バイブリーコートホテル (tel 01285-740337)
アーリントン・ロウを挟んでスワンホテルとは反対側、教会の裏手(お墓が丸見えなのがちょっと怖い、笑)にある同じく蔦の絡む17世紀、チューダー朝時代のマナーハウス。私はこちらの方が好み。パチパチと暖炉の燃える火の横でのCream teaもお勧め。(ただし、スコーンはレーズン入りのみ…)
〜Bouton-on-the-Water ボートン・オン・ザ・ウォーター〜
チェルトナムの東23km。緑いっぱいの村の真ん中をなだらかなカーブを描きながら小川が流れる。その小川に古い背の低い石橋が架かり、印象派絵画的な雰囲気の村。川沿いのベンチに腰掛けて、ぼ〜っと水鳥の泳ぐ姿を見ていると、心が洗われる。ここに来ると、のんびり過ごしたかったので行った事は無いけれど、自動車博物館やパフュームリー(香水博物館)、コッツウォルズの村々のミニチュアが並ぶモデル・ヴィレッジ等もあるので、子供の居る家族でも楽しめる。この村のFish&Chips(ピーターラビットのお店の隣り)は結構美味しいので人気。
〜Cirencester サイレンセスター〜
ここは、2000年以上前、イギリスがローマの植民地だった時代に、ロンドンに次ぐ大都市だったそう。(とてもそうには見えないけど・・・。)そのため、市場の跡にあるパリッシュ教会を中心に、数々のローマ時代の建築物が残されている。コッツウォルズの中心にあるので寄り易い。
〜Castle Combe カッスル・クーム〜
コッツウォルズにはcombeと名の付く村が幾つかあるが、combeとは深い谷あいのこと。ぶルック渓谷の下流に出来た谷あいにこの村はある。17世紀に建てられた蜂蜜色の石造りの家が並び、川には丸い石橋が。イギリスで最も古い街並みコンテストで何度も賞を受けているそう。
〜Stow-on-the-Wold ストウ・オン・ザ・ウォルド〜
澄んだ空気の緑の牧草地の中にポツンと現れる小さな石畳の町。かつては羊の取引で大賑わいだったそうだけど、現在はアンティ-クショップがずらり。家具から陶器、レース、銀器、グラスと40近くのアンティ-クショップが小さな路地にぎっしり。標高800mにあり、コッツウォルズ丘陵で最も高い為、坂の上からの夕日がとても綺麗。駐車場も大きく、手頃なB&Bも多いので宿泊しながら行動するにも便利。
〜ホテル〜
Royalist Hotel ロイヤリスト・ホテル (tel 01451-830670)
947年に創られたイングランドで最も古いInn。由緒ある建物でギネスブックにも載っている。ただ夜な夜な幽霊が出るとか出ないとか。。
〜Chipping Campden チッピング・カムデン〜
コッツウォルズ地方の中で最も北に位置する村。村のメイン通り、ニュー・ストリートを歩いていると中世の世界に迷い込んだ気分。羊毛取引の中心地として13世紀から栄えた。タッチド・ハウスと呼ばれる藁葺き屋根の家々が並ぶ村で有名。
〜マナーハウス〜
Charingworth Manor チャリングワース・マナー (Tel 01386 - 593555)
14世紀に建てられた長い歴史の館でコッツウォルズの丘の上に建つ古典的マナーハウス。広大な庭から広がるコッツウォルズの丘陵の風景は圧巻。
〜Broadway ブロードウェイ〜
その名の通り、町の真ん中をブロードウェイ(広い道路)が走っている。通りにはホテル、B&B、ショップが建ち並び、やや都会(ホントにやや)。この村にあるテディベアのお店は有名。お宝級のテディベアも多い。小さなミュージアムも併設。目印は入り口の大〜きなクマ。町の散策を終えたら北の方角に車で10分程の所にある“ブロードウェイ・タワー”へ。ここからの景色は素晴らしい、夕暮れ時がgood☆
〜ホテル〜
The Lygon Arms リゴン・アームズ (tel 01386 - 852255 )
1532年に駅馬車宿として建てられた歴史のあるホテル。宗教改革のクロムウェルも泊まったとか。人気のアフタヌーン・ティーがお勧め。
〜Winchcombe ウィンチクーム〜
ヘンリー8世の未亡人キャサリン・パーが暮らし、埋葬されているSudeley Castleのある小さな村。ガーデニング好きにはたまらないお城です。村そのものは他に観光スポットが在るわけでもなくひっそりとしていますが、落ち着いた静けさも又魅力。
〜Cheltenham チェルトナム〜
1715年に温泉が発見されて以来、それまでの小さな羊毛産業の村は一変。アルカリ鉱泉で有名な保養地として栄えた。『惑星』の作曲者ホルストの生誕地。コッツウォルズ地方の玄関口になっている街だがコッツウォルズらしさは無い。驚くのは(偶然かな?)街中、老人だらけである事。平均年齢層がかなり高い模様でキオスクの店員もマクドナルドのレジもウェイトレスも全ておばあちゃん。。不思議な街だった。アンティークショップが多く(質はかなりイマイチ)、何故かウェディング関係のお店が豊富で非常に充実。ロンドンにて挙式をした親友のウェディンググッズを探しに訪れたが、ヴィクトリア時代のアンティークヴェールやティアラをレンタルしてくれる店や最新の可愛いドレス等貴重な品揃えでこれまた意外な街。
〜Eastleach イーストリーチ〜★
小さな澄み切ったリーチ川に架かる小さな石橋、Footbridge。本当にこれしかない小さな静かな村だけど、余りに綺麗で忘れられない所。ずっとこのままでいて欲しい。。
〜Slaughter スローター〜★
人気のボートン・オン・ザ・ウォーターからA429を北に2kmほど走るとこの村がある。何と言っても一番のお気に入りはここ!大型バスが入っていく事が出来ない為、余り知られず、観光客も僅か。今なお現役の11世紀に建てられた水車小屋が回るロウアースローターと丘の上のアッパースローターの2つから成るこの村。なんと両方足してもこの村の総人口は150人だとか。現代から取り残されたよう。。お店は1軒のみ。マナーハウスが4軒ほどで、後は閑静な住宅街。村の中央をゆっくり流れるアイ川には小さな木や石の橋が架けられ、水鳥が泳いでいる。ここのあひるや鴨は愛嬌たっぷり。
〜マナーハウス〜
Lords of the Manor ローズ・オブ・ザ・マナー (tel 01451 - 820243)★
Upper Slaughter村にある17世紀の司祭館をホテルとしとして受け継いだもの。広大な敷地に建つチューダー朝様式の重厚で優雅な、でも大変アットホームなマナーハウス。前庭は一面緑の芝生に静かな池。古い石垣で囲まれた裏庭には薔薇やリンゴの木のアーチ、野ウサギがピョンピョン跳ねる。客室もイギリスらしい可愛さで、レストランもイギリスとしては有名。晴れた日には前庭でアフタヌーンティーを♪
Lower Slaughter Manor ローワー・スローター・マナー (tel 01451 - 820456)
Lower Slaughter村にある1658年に司法長官によって建てられたもの。300年間は代々彼の家族が住み、その後ホテルに。伝統を大切にするホテルで客室はそれぞれ個性的。レストランは評価が高い。(私の行った時はメインを外しましたが。。)お子様は出入り禁止とか??
【Oxford オックスフォード】
ロンドンの西北西約100kmにあるオックスフォードはテムズ川の上流にに位置するイギリス最古の大学都市でケンブリッジと共にアカデミック最高峰と称されている。オックスフォードの歴史の始まりはサクソンの王女Frideswideが紀元700年頃修道院を建立したと言う伝説に始まる。12世紀頃から修道士がこの地に集まる様になり、修道士(伝道士でもあり大抵は哲学者)や学者達がこの街で修道院や教会等を教室として学問を教え始めた。街の立地条件も良かった事から教師や生徒が徐々に集まり1世紀を待たず、巨大な学問の都市と発展した。
オックスフォードにオックスフォード大と言う名の大学は無い。一つの大学の名称ではなく40を超える個々のカレッジの総称である。観光客が非常に多い街だが、散策しているといかにも教授や大学生と言った人達ともすれ違う。先入観からか世界のエリートを間近で見た気がする(笑)。卒業シーズンには黒いガウンを着た学生達が中世の石畳を闊歩する姿が多く見られる。
〜Christ Church クライスト・チャーチ〜
オックスフォードで一番大きい規模を誇るカレッジ。最近では『ハリーポッターと賢者の石』でホグワーツ校としてロケ地となり有名。1546年にヘンリー8世によって創設された大聖堂とカレッジを一つにしたもの。(元は1525年にウルジー卿によってCardinal Collegeの名で創立されたのが始まり)。この200年ほどの間に16名のイギリスの首相を輩出。『不思議の国のアリス』の作者、ルイス・キャロルや三権分立を唱えた哲学者ジョン・ロックもここの卒業生。後にルイス・キャロルは数学の教授となる。『不思議の国のアリス』は当時の学長の娘 Allice Liddellの為に書かれたお話。
このカレッジの名前の由来となった礼拝堂は12世紀からの長い歴史を持ち、元は修道院だったが敷地内に現在の大学の前身であるカーディナルカレッジが出来た為カレッジチャペルに改められ、後に大聖堂に改修された。
セントアルデイツSt.に面したトムタワーと呼ばれる塔は名建築家、クリストファー・レンの作。中に“Great Tom”と呼ばれる重さ6tの鐘が吊るされており、毎晩21時05分になると今でも101回鳴らされる。かつてはこの鐘が全てのカレッジに門限を知らせ、鳴り止むとカレッジの門は全て閉鎖。それまでに帰って来なかった者は罰金だったとか。因みに101回の鐘の数は創立当時の学生数(少ない〜!!)。
〜University College ユニヴァーシティ・カレッジ〜
こちらが大学の元祖。アルフレッド大王が西暦800年代に既に創立していたと言う言い伝えがあるが一般には1249年創立とされている。正直、余り見るものは無いけど、庭も含めて全てがカレッジ群最古の建築。
〜Merton College マートン・カレッジ〜
1264年創立のオックスフォードで二番目に古いと言われるカレッジで最初に学生に宿舎を提供した所でもある。日本の皇太子殿下が留学したカレッジとして有名。中世の時代から科学分野で栄えてきた。ここの図書館Merton Libraryはイングランド最古のもので蔵書の豊富さは勿論、エリザベス朝様式の重厚な内装は一見の価値あり。また、ピューリタン革命時にはクライスト・チャーチと地下道で結ばれてたとか。
〜St.Mary the Virgin Church セント・メアリー教会〜
大学議会や学位授与等の儀式に使われているオックスフォードを代表する教会。13世紀後半に建てられたらしい。入口は通りの裏の広場、ラドクリフsq.より。狭いけれどここの展望台はお勧め。セント・メリー・タワーと呼ばれる教会の中央にある塔の螺旋階段を登ろう。オックスフォードの街の素晴らしい眺めが広がる。
〜Sheldonian Theatre シェルドニアン・シアター〜
1633年〜1669年に建てられた大建築家クリストファー・レンの処女作で古代ローマの野外劇場がモデル。入口の重さ1tを超える13のローマ帝国の皇帝の頭部彫刻が目印。カレッジ内の学位授与等の重要な儀式の他、クラシック音楽のコンサートや会議なども催される。
〜買う〜
Alice's shop アリス・ショップ
可愛いアリス好きにはたまらないお店。。。場所はクライスト・チャーチの目の前。この店は『鏡の国のアリス』の挿絵にも登場するオールドシープ・ショップがオリジナル。
【オックスフォード近郊】
〜Blenheim Palace ブレナム宮殿〜★
オックスフォードからA44に乗って北西約13kmほど行くと792万平方キロもの広大な庭園と美しさで有名なジョージ王朝様式のブレナム宮殿がある。1704年、ブレナムの戦いでジョン・チャーチルがルイ14世率いるフランス軍に勝ったのを記念して建てられたもの。また、イギリスの第2次世界大戦時の名宰相ウィンストン・チャーチルが生まれた場所でもある。緑の絨毯?とも思えるほどの鮮やかな緑の芝が広がる庭園もフランス様式とイタリア様式が混じり合い、優雅な気分にさせてくれる。
〜Woodstock ウッドストック〜
『森の中の場所』を意味する小さな城下町。17世紀から18世紀の建物が並びジョージ王朝時代の名残が見られる。アンティーク屋さんも多く、比較的質の良い物も見つかる町。
【Stratford-upon-Avon ストラッドフォード・アポン・エイヴォン】
英国人にとってシェイクスピアは歴史上の大大人物。ロンドンの北西160キロに、この世界の文豪が生まれ、永眠した故郷がある。まさに『シェイクスピア・カントリー』。ストラットは『道路』、フォードは『川を渡る浅瀬』を意味し、エイヴォン川が静かに流れる。小さな田舎町だが、15世紀のチューダー朝時代の建物が数多く残り、現在ではホテルやパブ、レストラン、ショップ等にも使われタイムスリップした感じを受ける。
〜Shakespeare's Birthplace シェイクスピアの生家〜
裕福な商人、シェイクスピアの父ジョンと母のメアリーが住んでいた家で彼は1564年にここの2階で誕生、青年期までを過ごした。今ではミュージアムとなっていて、世界中の観光客が集まる家。15世紀の終わりに建てられたもので、残念ながら現在は当時のままの状態ではないが内部は忠実に再現されている。ベッド、食堂、暖炉等、当時の生活が偲ばれる。2階等はミシミシッと凄まじい床の音がして少々不安になる(苦笑)。
〜New Place ニュープレイス〜
イギリス人は田舎を『真の住処』として、都会は仕事をしてお金を稼ぎ名声を得る場所と考えたらしい。劇作家として大成功を収め、富と地位と名誉を手に入れたシェイクスピアは引退後、1597年に当時の最高の豪邸だったこの土地を買い上げ1616年に亡くなるまでの晩年を暮らした。1759年に邸宅は壊され、現在は礎石が残っているのみ。エリザベス朝様式の庭園には美しい色とりどりの花が咲き乱れている。入口になっている切妻屋根の可愛い家はシェイクスピアの孫娘の最初の夫、ナッシュの住居。現在は街の歴史資料館。
〜Hoky Trinity Church ホーリー・トリニティ教会〜
エイヴォン河畔に建つ13世紀の教会。シェイクスピアはここで洗礼を受け、青年期まで通い、死後ここに埋葬された。少年時代の人間形成に影響を与えたのは教会であり聖書の中の祈祷の言葉だった。実際彼の作品に出て来る台詞は祈祷書にあるフレーズが多く、いかにこの教会が彼に偉大な影響を与えたかが分かる。
〜Anne Hathaway's Cottage アン・ハサウェイの家〜
シェイクスピアの年上の妻、アン・ハサウェイが結婚するまで住んでいた家。藁葺き屋根の大きな家で、かなり裕福な農家だった様子が伺える。当時のまま保存されている。かなり歩くので頑張ろう。
【Warwick Castle ウォーリック城】
エイヴォン河畔の小さな町で険しい崖の上にそびえる14世紀のお城。中世の城建築の傑作の1つに挙げられる。現在もウォーリック伯爵が住んでいるとか。もとは1068年にウイリアム征服王の命令により建てられた城塞で、それを後に宮殿に改装、中世の砦の険しさと17世紀以降の邸宅の優雅さの両方を兼ね備えている。14世紀の牢屋や拷問質等も残されている。
城内はナカナカの豪華絢爛な調度品の数々でルーベンスの名画、銃器類、マイセン等の大作、豪華な家具、クロムウェルのデスマスク等が飾られている。
【Cambridge ケンブリッジ】
ロンドンの北85kmに位置するケンブリッジはオックスフォードと同じく世界的に有名な大学都市。オックスフォードとは又全然違う雰囲気を醸し出している。“大学の中に町がある”と言われているオックスフォードに対し、こちらは“町の中に大学がある”と言われ数多くの中世の建造物が保存されている。中世にマーケット・タウンとして栄え、1284年に最初の学校ピーター・ハウスが完成、以後次第に学者や学生達が集まる様になった。ケム川沿いにカレッジが建ち並び、そのケム川には“数学の橋”“クレア橋”“ため息の橋”がかかる。Cambridgeの名前自体も“ケム川にかかる橋”に由来する。
社会、人文科学と言えばオックスフォード。一方自然科学分野において数多くの天才を輩出して来たのが35のカレッジを抱えるケンブリッジ。ニュートンやダーウィンなどを排出し、ノーベル賞受賞者の中では世界一とか。
〜King's College キングス・カレッジ〜
1441年、ヘンリー6世によって創設。散策の開始地点としてここからスタートすると周りやすい。何と言っても有名なのはここの礼拝堂。ケンブリッジの象徴的存在で1515年に完成、ワーズワースの詩にも登場する。“ヨーロッパで最も美しいゴシックの花”と称えられる様に扇状天井やステンドグラスにうっとり。中でもルーベンスの“三賢人の礼拝図”は必見。ここのChoir 聖歌隊も有名でラッキーだったら美声を聴けるかも!?
〜Queen's College クイーンズ・カレッジ〜
キングス・カレッジの南側に位置する。1446年、セント・ポトルフ教会の主任司祭が最初に創立したものだが、後に2人の王妃が再築に携わった為、この様な名前となった。ヘンリー6世の王妃マーガレットが1448年に、エドワード4世の王妃エリザベスによって1465年に再建された。幾何学的な数学橋が有名で1本のネジも釘も使用されていない18世紀半ばの建造当時には非常にセンセーショナルだったもの。
〜St. John's College セント・ジョンズ・カレッジ〜
1511年、ヘンリー7世の母によって創立。こちらの有名なのはため息の橋。この橋は1831年に新校舎と旧校舎を結ぶために架けられ、ベニスにある同名の橋を模したもの。詩人ワーズワースの出身校。
〜Trinity College トリニティ・カレッジ〜
1546年、ヘンリー8世によって創立されたケンブリッジ最大のカレッジ。ここの卒業生は凄いっ。ニュートン、ベーコン、バイロン、ヴィドゲンシュタイン、ラッセル卿・・・等、山の様。ノーベル賞受賞者だけでも30人は居るとか。因みにチャールズ皇太子もここの卒業生らしい。中庭の噴水ではバイロンが水遊びをしてたとか、回廊の歩く足音で音のスピードを計算したとか歴史を感じるエピソードも沢山。時計が夜中の12時の鐘を鳴らしている間に中庭を1周すると言う、伝統もあり、映画『炎のランナー』で描かれたそう。
カレッジの川側にあるレン図書館は、クリストファー・レンが建物と書架の両方の設計を手がけたもの。イギリス最古の本やクマのプーさんの手書き原稿、ニュートンの遺品等も展示されている。
〜Fitzwilliam Museam フィッツウィリアム博物館〜
中の美術品も逸品だが、外観のネオクラシック調の重厚な建物も圧倒される。1階にはローマ、エジプト、ギリシャ等の古代文明の遺品(大英博物館同様、過去に勝手に盗んできたものと思われる??)、2階にはミケランジェロ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ブリューゲル、ルノワール、モネ等の名画コレクション、音楽関係ではヘンデル、バッハ、ベートーヴェンと言った作曲家達の直筆スコアが展示されている。メダルマニアにはたまらない収集量らしい。
【Ely イ-リー】
ロンドンの北130km、ケンブリッジの北15kmの所にある小さな田舎町。イースト・アングリア地方に広がるThe Fensという湿地帯に囲まれていて、ちょっとオランダっぽい。この街の名前、イーリーは勤勉でなく罰を受けた僧侶達がウナギ“eel”に変えられた事から付けられたとか。ふ〜ん。。
有名なのはイーリー大聖堂。1083年から268年もかけて建てられたロマネスクとゴシックの混在した聖堂。大聖堂の中央にある八角形のオクタゴンでは8本の柱で400tもの天井を支えていて圧巻。美しいステンドグラスも必見。288段の階段を登って尖塔にも出てみよう。
〜マナーハウス〜
Hollinton House ホリントン・ハウス (Tel 01635 - 255100)
3万5000坪の森と庭園の敷地に1904年建築のエドワード朝式の館。元々は狩猟を行う為、300万坪だったそうで驚き。英国では著名なガーディナー、ガートルド・ジェコー氏が庭を作り現在も維持されている。西側にはローズガーデン、その横には広大なキッチンガーデンが広がりシェフが全てここで採ったばかりの野菜やハーブ、果物でディナーの支度をしてくれる。イギリスににしては珍しい程、内装や、料理、装飾等全てにおいて繊細。
【Norfolk ノーフォーク】★
ヨーロッパ最大のラヴェンダー畑のある所。看板、駐車場のある小さなラヴェンダー庭園や加工工場、喫茶店、お店等のある場所のみで満足して帰ったら大損!!(意外と多いそう)。6月半ばより収穫時期(年によって異なるが7月頭〜中旬)まではミニバスツアー(有料)が出ていて、山の中のプライベートのラヴェンダー畑まで連れて行ってくれる。時期を見極めるのは難しいけれど2回訪れたうち、1回目は6月半ば、2回目は収穫期が雨の為延びてギリギリの7月中旬過ぎた頃。6月はやはり茎や葉の緑が目立ちやや寂しい。7月の方はお見事な紫一色の花の絨毯。ラヴェンダーの香りもプンプンで、この規模は富良野とは比較にならないそう(私は富良野に行った事無しなので分からず。。)。一見の価値有りです。しかも1回のミニバスに乗れるツアー参加者の15名程しかその広大な畑に居ないので写真も撮り放題。日本のお花畑の様に他人を気にする必要もありません♪一応5月から9月までここに連れて来てくれる模様ですがラヴェンダーの無い時期のこの広大な大地は虚しいかも〜。。
加工工場やお土産店、プチ庭園にTea Room等は季節関係なくオープン。11月〜3月は10時〜16時、4月〜10月は10時〜17時の営業。なお、その肝心のミニバスツアーは1日に4〜5便程しか出ないのでご注意を!!
Norfork Lavender Ltd. Caley Mill, Heacham, Norfolk PE31 7JE Tel 0870 243 0147